#10-2 ケニアの起業家!たまねぎの売人!(第2部:「赤玉ねぎ」でボロ儲け?)
(図解はズカイビト@1ヶ月で27➡︎1000超 (@zukaibito) | Twitterによるものです。)
この記事は、プロ奢ラレヤーのVoicyを
文字起こししたものです。
プロ奢ラレヤーの奢られ日和
#10 ケニアの起業家!たまねぎの売人!
第2部:「「赤玉ねぎ」でボロ儲け?」
第1部の文字起こしはこちらから
Voicyの音源はこちらから。
登場人物:プロ奢ラレヤー(以下:プ)
ケニアの起業家:かわのさん(以下:か)
プ:はい。続き
まあ、今、結構、アフリカの
全体の話したんですけど。
具体的に、今、何やっているんですか?
アフリカで
か:今、ケニアで、あの~、
ストリートベンダー
っていうんですけど。
プ:ストリートベンダー?
か:あの、路上で、野菜を売っている
おばちゃんですね。
プ:ああ~、はいはい。
あれ、どこにでもいますもんね。
か:ああ、そうです、そうです。
その、おばちゃん達に、
あの、赤玉ねぎの卸売りしています。
プ:赤玉ねぎ?
か:はい
プ:赤玉ねぎって、何ですか?
か:何か、玉ねぎの赤いやつですね。
サラダとかに入っている。
プ:それ、日本で、食べます?
か:食べます、食べます。
プ:おぉ、じゃあ、どこでもあるんですね。
か:どこでもあるやつですね。
プ:じゃあ、アフリカだと。
か:そうそう、ケニアだと、
え~っと、1、2位を争う位の
消費量なので。
プ:あ~、なるほど、なるほど。
じゃあ、結構好きなんですね。
か:メジャーな。そうです、そうです。
プ:それを、実際に上手く回して。
か:はい、農家から、買い付けをして。
自社の倉庫で、保存して。
プ:はいはいはいはい。
か:ストリートベンダー向けに
配送するっていうビジネスを
やってます。
プ:ストリートベンダー向けに
配送する、サービス?
か:そうですね。野菜売っている
おばちゃんに。
プ:元々は、そこの間に色々な
何かこう、ピンハネっていうか、
すっげぇ、金取る人間がいたけど、
そこを、よりこう、システマチック
にすることで、より安く、届けられる?
か:そうです。
プ:なるほどね。じゃあ、仕入れ値が
安くなりますよね。
か:そうですね。
プ:そしたら、どんどん量が増えていって
か:そうです、そうです。
プ:ああ、なるほど、なるほど。
僕も、その、同じって言ったら、
あれですけど。
あの、僕が最近、何かこう、
日本人の人たちと、話してて。
思うのは、生きていく中で、
必要なものっていうのは、
みんな固定化されてて、
就職して、月2、30万円もらう。
それで、確実に生きていける。
っていうのが、生きていくための、
何だろう、条件だと思うんですけど。
今、考えられている。
でも、実はそうじゃなくて。
その何だ、ストリートベンダー
みたいな感じで、何か、自分が提供して
その対価をもらって、それで、1日分の
飯と、寝床が手に入れば、人間って
生きていけるわけじゃないですか?
これって、本質的だと思うんですけど、
みんな、忘れているんですよ。
か:はい。
プ:その何か、アフリカとか東南アジアとか
行けば、すごい、肌で感じると思う
んですけど、
みんなそういう風に、生活している
んですよ。
か:そうですね。
プ:今日の飯と、宿と。
どう、手に入れるか。何を売るか。
その、フィリピンの女の子とかも、
がっちり、自分で稼いだりしてて
日本人が集まるマーケットで、何か
クッキー作ってきて。
すげぇ、バカ高い金で買う。
みたいな感じで。
「学費を稼ぐために、
これ買ってください」
って来て、これ買うなぁと思う。
向こうからしたら、月収くらいの
クッキーを、持ってくるんですよ。
すげぇ、上手だなぁと思って。
か:すごいですね。
プ:やっぱ、そういうの見ていると。
結局、何かこう。
みんなと同じことやろうと
すると、すごいコスト高いし、
ね、その、就職して、
レッドオーシャンじゃないですか?
だけど、もっと工夫して、本質を
くり抜いて、
「俺は、飯と宿を、1日手に入れる
ために何が出来るか」っていうのを、
考えた結果、僕だったら、奢られれば
いいっていうのは、何が出来るか
ってのを、考えたときに、
まあ、ちょっと話して、楽しませ
られるとか、何か、そういうことじゃ
ないですか?
すごい、シンプルなことなんですけど。
その、ストリートベンダーとかで、
食っていける?
例えば、安くで仕入れをして、
「あ、これ、野菜売ったら、食って
いけんじゃん」っていう算段誰でも
立てられるっていうのは、
その、何だろう。セーフティーネット
として、すごい、役割があると
思っていて。
か:はい。
プ:そういう意味ですよね。
か:そういう意味ですね。
プ:そういう人が増えていけば、
どんどん、どんどん、経済的な
余裕が出来てきて。
気持ち的な余裕が出来てきて、
すごい空いた時間で、
何かこう、ゆとりのあることが
出来るとか。
それ、すごい大事なことで。
何かこう、気持ちに切迫感が
ある時って、どう考えても
日本だったら、お金なんですよ。
か:うん、うん、うん、うん。
プ:来月の支払いどうしようとか。
それから、ラクになってしまったら
たぶん、より頭が決まんなくて、
何か、より生産ができる。
その、流れが、大事だと思うんで。
やっぱ、そういう大きな流れを
見たときに、意義がありますよね。
か:めちゃくちゃ、意味ありますね。
やっぱり、おっしゃる通りで、
僕、これビジネスやるまでは、
ケニア行ったことなかったんで、
行ってみて、まあ、明日のオーダー
取って、オーダー受けた分だけ、
配送しようって。
最初は、やろうとしてたんですよ。
でも、聞けば聞くほど、
全員、「明日のオーダーは、
分からない」って言うんですよ。
プ:ああ、なるほどね。
俺の中で、アジアとか、日本とかでは、
考えられないような「明日のことは
分からない」ってことね。
か:そうです。「明日のことは、
分からないから、とりあえず、
今日くれ」みたいな。
プ:なるほどね。
か:で、「今日は、いらない」みたいな。
じゃあ、いついるの?
「いや、それはまた来てくれ」とか。
っていう人が、本当、90%以上。
プ:常識が、全然違うんですね。
か:そうそう。
プ:なるほど、なるほど。
か:そこからは、僕たちもちょっと、
ルールを変えて。
決まったルートを毎日行くっていう
形にして、なんで、今トラック、
6、7台くらいですかね。
毎日、軽トラック、7台ダーっと
同じルート走らせて、違う、
ルート走らせて。
今は、社員が配送しています。
プ:ああ、なるほどね。
いや、面白いですね。
僕、なんか、たぶんアフリカの
人とか、無理だと思いますね。
どっちかというと。
どっちかと言うとですよ。
それ、90%だと、やらないですね。
か:すごいですよ、すごいです。
プ:それは、すごいなぁ。
文化が、違いますもんね。
か:全然違いますね。
プ:そっか、そっか。
なるほどね。
あ、じゃあやっぱり、こう
今までやってきたこととは、
違う?勝手が。
か:そうですね。まあ、でも彼らが
求めているものをやるって
観点においては、
ビジネスは別に、基本的に
そういうことだと思うんで。
そっちは、別にこっちが変化すれば
いいかなとは、思ってます。
プ:ふ~ん。
何か、それをずらして。
か:はい。
プ:上手く、合えば。
上手く回って。
か:(上手くいく)かな~。と、
プ:なるほどね。
どうですか?調子はいいですか?
か:そうですね。今のところ、
順調に伸びていって。
で、自社で、先、先月位から
自社でストリートベンダー
雇って。
プ:自社で、ストリートベンダー
雇ってる?
か:ストリートベンダー雇って、
自社のところに卸すってのも
やったりして。
そこの、ストリートベンダーは
ストリートベンダーで、ちゃんと
食えて。
また、さらに、ウチが払って、
win-winでやっている。
プ:いわば、サブスクリプション
みたいな
か:ああ、もうそうですね。
フランチャイズみたいな。
プ:ある程度は、安定した、
収益が、出てくる。見える。
か:そうですね。
そこの、拡大もまあ100人とか
100人規模くらいですね。
今年中にやれれば、
いいなぁと、思ってますね。
プ:はあ、面白いなぁ。
行ったことないけど、何か
すごい、未来が。へぇ~。
か:そうですね。
プ:すごいなぁ。
か:結構、面白いマーケットですし。
思ったより、大きいですね。
今は、玉ねぎだけですけど。
そこそこ、まあ、数百万くらい
月間たっているので。ちゃんと。
黒字ですね。はい。
プ:へぇ~。なるほどね。
すごいですよね。
か:僕も、行くまで分かってなかった
ですけど。
プ:ああ、何となく、そんな感じ
なんじゃないかと、思って?
か:そうです、そうです。
プ:言ってみたら
か:結構、でかい
プ:結構、でかい(笑)
玉ねぎで、生きていけるんだもんね。
か:もちろん、これから、品目
増やしていこうとか、あるんですけど。
プ:でも、同じですもんね。
か:そうですね。
プ:玉ねぎでやっているから、
それ、単純に、マーケットデカい
から、1個に絞っているだけで。
他のものでやってもいいし、
もしくは、全く野菜じゃなくて
他のものでもいいから、その、
例えば、何だろう。
服とかでもいいじゃないですか?
か:全然、いいですよ。
プ:そう考えたら、そこのスキマ
出来ちゃえば、いくらでも、
ぶん回せますもんね。
か:今、ストリートベンダー
2500人くらいいるんです。
プ:2500人もいるの?
か:はい。
それくらいは、常に
お客さんでいます。
プ:ああ、常連客として?
すげぇな。
ストリートベンダーって、
初めて聞いたけど。
あんまり、日本では
いないですよね?
か:そうですね。いないですね。
プ:日本だと、規制とかで
ダメですもんね。
そっか、そっか。
なるほど、面白いですね。
ストリートベンダー。
第3部に続きます。