#45-2 "社畜"の退職をサポート!?「退職代行サービス社長」(第2部:退職代行サービスの内容とは!?&依頼者と親方が「カーチェイス」!? )
この記事は、プロ奢ラレヤーのVoicyを
文字起こししたものです。
プロ奢ラレヤーの奢られ日和
#45-2「退職代行EXIT」共同代表:岡崎さん
第2部:退職代行サービスの内容とは!?&依頼者と親方が「カーチェイス」!?
第1部の文字起こしはこちらから
Voicyの音源はこちらから。
登場人物:プロ奢ラレヤー(以下:プ)
「退職代行サービスEXIT」共同代表
:岡崎さん(以下:岡)
プ:具体的になんですけど、
僕が、じゃあ企業だとして。
辞めたい人がいるとしますよね。
岡:はいはい。
プ:その時に、じゃあ、辞めたいんだけど。
いくら払うんでしたっけ?単価は?
岡:えっと、正社員で5万円。
プ:正社員で、5万円。安いですね。
じゃあ、5万円払うから、代行してくれ
って言ったら、
だいたいどれくらいの期間でやってくれる
んですか?
岡:本当に、希望日によるんですけど、
例えばじゃあ、今日電話して欲しいって
事であれば、
料金を先に振り込みしてもらって、
プ:はいはい
岡:今日の何時に電話してくれってことであれば
その時間に電話して
プ:あ、即日対応してくれるんだ!すごっ!!
岡:本当、今スグに行きたくないっていう人
結構、多いじゃないですか。
明日から、行きたくないみたいな。
今、職場に向かっている途中だけれども、
足が動かないとか。
そういう人が、結構多いんで。
プ:もう、無理だから
代行に電話したら、即日5万円振り込めば
もう、電話して?
岡:電話して(退職の意向を伝える)
プ:ちょっと、僕が法人やるんで
岡:具体的なこと話すと、細かいところ
になるとちょっとあれなんで、
流れだけで良かったら。
プ:いいですよ。大体の流れで。
だいたいどういう?
岡:まず電話して、名乗るじゃないですか?
これこれこういうサービスやっている
者なんですけどもって。
最近は、結構広まっているんで、理解も
早いんですけれども。
プ:あ、広まっているんですね(笑)
「ついに、うちにも来たなと」
岡:まあ、まだ少数派ですけど。で、
「これこれこういうサービスをしている
ものですけれども、こちらにお勤めの
○○さんから、ご依頼いただいて
○○さんは今日から来れない。
精神的な事もあって」という感じで。
プ:なるほど。
岡:電話にも出られないし、このまま辞めたい
と。で、退職届は、ご本人から郵送したそう
なので、そちらを確認して、
正式な手続きを進めてください。という感じ
ですね。
プ:なるほど、なるほど。
で、ご本人には、関わらないと。
岡:そうです。で、ご本人に何かしら
伝えたい事とか、連絡事項とか
無いと思うんで。
例えば、保険証返してくれとか。
そういうことは、本人に電話しても
出ないんで。
我々に言ってくれれば、伝えますんでと。
プ:弁護士みたいな感じですね。
岡:そうですね。
弁護士とは若干違うんですけど、
何か、法律の兼ね合いで。
プ:はいはい。仲介しているってことですね。
岡:そうですね。
何か、連絡したいことがあれば、
伝えますけど。みたいな。
一応、流れとしては、こんな
感じですね。
プ:パターンとして、それを伝えたときに、
色んなアクションがあると思うんですけど。
その、企業側のアクションとして潔く、
「分かりました」っていうのと、他にも
あるじゃないですか?
どういうパターンがありますか?
岡:昔多かったのは、怒るパターンですね。
怒るパターンは最近は減っていると
思うんですけど。
何か、気持ちがいわゆる納得いかないから
説教したいんですけど、
説教する相手がいないから、
僕に、説教することになっちゃう。
「社会人としてどうなんだ」みたいに
本人来ないとダメでしょみたいな
説教を、長い時は30分くらいですね。
プ:あ、それを代行しているんですね。
岡:そうです。
「すみません、おっしゃることは
分かるんですけれども。申し訳ないです」
って、感じですね。
でも、最近はあんまり怒られないですね。
プ:怒っても、ムダですもんね。
岡:そうですね。
怒っても、ムダですし。
でも、それ分かってても
結構、謎に深夜にウチに電話してくる
社長みたいな人がいて。
どこの誰だかは、わかんないですけど。
怒鳴りつけて来たりすることは
ありますね。
「負けねえぞこらぁ」みたいな。
そしたら、着信拒否ですね。
プ:あははは
岡:確かに、もちろん会社の言い分も分かる
んですけど。
「それは、こうしてくれないと困る」みたいな。
「これは、会社のモノだから返してくれないと
困る」みたいな。
そういうのは、もちろん真剣にちゃんと対応
するんですけど、
そんな別に、怒られても・・・
それは、別にどうもないっていうか。
プ:こっちは、「いや~」って、感じ
ですかね。
5万円もらってやっているだけなんで
って感じですかね。
なるほどね。いや、面白いですね。
仕事が、そもそも面白いですよね。
岡:まあ、聞いている分には面白い
かもしれないですけど。
僕個人的には、やっている時には
結構イヤでしてたよ。
「何で俺が怒られないといけないんだよ」って
ふざけんなよって、思っていても、それが
仕事だから、言えないじゃないですか?
プ:ああ、なるほど、なるほど。
岡:個人的な喧嘩だったら、
「いや、知らねぇよこの野郎」みたいに
なるんですけど
もちろん、お金もらって、ちゃんとやって
くれって言われているんで。
そういうことは、出来なくって。
ひたすら謝り続けるしかない。
プ:もし、競合他社が出来たら、
そこに依頼して辞めますかね?(笑)
岡:競合他社、結構出てますけどねぇ
30社くらい。たぶん。
プ:面白いですよね、
「退職代行サービス辞めたい」っていう
依頼が、退職代行サービスに来たら(笑)
岡:それは、良く言われるんですけど、
ウチがこういう仕事やっている以上は
そういうことは、あっちゃいけないって(笑)
辞めたい奴がいれば、その時は
すぐに辞めていいとは言ってます。
プ:ああ、それいいですね。素晴らしいですね。
岡:即日、退社OKとは言ってます(笑)
プ:あははは
岡:そういう何か、福利厚生というか
プ:福利厚生(笑)いつでも退職できると。
面白い!!
プ:退職代行サービスって、響きがそもそも
面白いんですけど。
岡:響きが、何かうさんくさいですよね。
プ:いや、うさんくさいし、
何それって、思うけれども。
だけど、僕やっぱ色んな人に会って
いるから、多いんですよ。
岡:なるほど、抱えているんですね。みんな。
プ:たぶん僕も、分かんないですけど、
すごいがんじがらめになって、
で、そういう風に、環境で、やめたら
まずいことになるんじゃないかとか。
思わされてたら、怖いわけで。
依頼者と親方が「カーチェイス」!?
岡:そうですね。結局、個人の問題ってのが
多少はあると思うんですけど。
案外、その周りの。意外と親とか。
親からのプレッシャーとか。
プ:ああ、はいはいはい。
岡:実際、俺のその、一緒に始めたやつも、
3回辞めているんですけど、
2回目の会社辞めたこと、親に言って
無かったですもんね。
プ:ああ、なるほどね。
岡:1回目の会社辞めたときに、
めっちゃ言われたから。
もう、めんどくさくて。
2回目の会社でずっと務めている
ことになっていたんだけど、
この前NHKに出てバレるっていう(笑)
プ:あはははは
岡:「あんた退職代行ってどういうこと?」
みたいな。
プ:なるほどね。あ、でも、僕も
この前会った人で、同じような事
言ってて。
仕事辞めたいって。辞めた人だったん
ですけど。もう、脱サラした人で。
仕事辞めたかったんだけど、
仕事辞めたら、すげぇまずいことに
なる気がしたって言ってて。
岡:う~ん、漠然とした恐怖って訳ね。
プ:うん。何か怖くって。
何かわからないんだけど。
でも、会社に行けなくなっちゃったから。
行けなくなったら、行かなくていいから。
そしたら、クビになるじゃないですか?
クビになったけど、何にも起こらなくて。
岡:そうですね。
プ:何にも起こらなくて、今まで
何を(ビクビクと)考えていたんだろう
みたいな。
岡:そう。漠然と、辞めたら、「悪」だし。
辞めたら、何か怖いことが待っていると
いう空気がたぶんあるんでしょうね。
プ:何か、すごいそういうの大事だなぁと
思ってて、
何か、やっぱほら実害なくても
人間本能的に、怖いものってある
じゃないですか?
ねえ、何かその高い所から降りるとか、
何かほら、何だ。
命綱付けたら、死なないし。
そういう事を理解するために、
一つワンクッション置くとか
そういう事って、大事だと思うんで。
岡:うんうん。
プ:退職代行って、結局精神的なものなんで
あんまり分かりづらいっていえば
分かりづらいですけど。
岡:本当、セーフティーネットみたいな
もんになっているんですけど。
実際。退職代行使わないけれど、
そういうのがあると知ったら安心した
っていう人もいますし。
で、結局自分でやめれたみたいな。
プ:いつでも、辞めれるんだっていう気持ち?
それは、すげぇ面白いサービスだし。
藁(わら)って、言っちゃったらあれだけど
実際、たぶん僕の周りでも多いから。
会う人、会う人やっぱりそういう人いるし。
辞めたいけれど、何となく辞められない
みたいな。
ずっと、辞めたい、辞めたい言っている
人とか。実際にいるし。
そういう人も、変な話5万円払えば、
辞めれるから、5万円あげるから
辞めてこいって言ったら、
確実に辞めれるわけですよね。
岡:ただ、まあ自分でも辞めれるんですけどね。
プ:まあね(笑)
岡:難しいラインなんですけどね。
自分で辞めれる人は、辞めれば
いいわけですし。
ただ、そうは言っても自分が出来ないので
あれば、悩んでいるようであれば、
お金払ってでも、一旦辞めてから
(考えればいいのかなと)
プ:そうですよね、僕とか。
その何か、テレビじゃないけど、
メディアの取材とか受けて、
ギャラとか来るんですけど。
ああいう会社から来ると、
請求書があるじゃないですか?
3万円とかなら、3万円って書いて
名前書いて、住所書いて、色々
書いたりするじゃないですか?
あれ書くぐらいなら、3万円
要らないんですよ。
岡:んふふふふ。
プ:分かります?
岡:はいはいはい。
プ:これを書くくらいなら、
この仕事を3万円でやりたくないから。
書く仕事を。
だから、要らないって思うんですけど。
でも、他の人は書くと思うんですけど。
多くの人は、3万円もらうなら、
紙切れ書くと思うんですけど。
僕は書きたくないんで、
今は、マネージャーいるから
書いてもらうんですけど。
全然書かないんですよ、自分だったら。
それって、コストの違いっていうか。
岡:まあまあ、そうだよね。
プ:多くの人が感じる
岡:どこに価値を感じるか
プ:そうそうそう
やっぱそう、紙に字を書くとか。
住所を思い出して、それを記入するとか。
その作業に対して、どれぐらい自分が
コストですかっていう時に、
その退職代行の5万円って、結構
リアルだなって。
岡:うんうんうん。
プ:僕も、たぶん電話するのめんどくさいし
岡:あははは
プ:いちいちやりとりするの、めんどくさいから
だったら、別に5万円くらい払うかとか。
思うと思うんですよ。それこそ、何だ。
長年勤めていて、お金があるとか。
5万円で辞めれるんだったら、すぐ辞めたいよ
みたいな。絶対いるわけだし。
岡:確かに。
プ:だからこそ、成立するわけじゃないですか。
実際どうなんですか?今。結構、依頼
来てます?
岡:色んな所で言っているんで、あれですけど。
月、300人くらいですね。
プ:ヤバい、すごいですね!
岡:そうなんですよ。
プ:月300人なんですか?
1日10件やっているんですか?
岡:まあ、そうですね。
僕がやっている訳じゃなくって、
雇っている人間がやっているんですけど。
プ:フォーマットを理解した奴が
岡:そうです。そうです。
プ:○○ですけどって言って、怒られてるんだ?
岡:今はでも、あんまり怒られてないんですけど。
結構、知れ渡っているんで。
プ:ついに、ウチの会社にも来たかと
岡:たぶん、人事部の人間だったら、
割と知っているんじゃないですかね?
プ:ああ、そっか。
「今度は、○○が退職代行で辞めたよ」
みたいな。
岡:たまにこう、同じ場所で6人とか
ありますからね。
プ:ああ、なるほどね。
岡:「また、いつもの感じですかね、はい」
みたいな。
プ:ああ、またあの会社かみたいな。
岡:そうそうそうそう。
プ:お世話になっておりますみたいな(笑)
岡&プ:あはははは
プ:いや、面白いな。そんなこと起きるんですね。
ギャグじゃないですか。
岡:いまや、本当にそう。俺としては、
若干ギャグっぽいなって、思っているん
ですけど。
もちろん悩んでいる人は、本当に悩んで
いるんですけど。
プ:コメディ漫画ですよね。
岡:けどその、カーチェイスみたいなのがあって。
プ:カーチェイス?何ですか?それ
岡:これは、俺が担当したものじゃないんです
けど、現場系の仕事で、何か辞めたい奴が
いると。
で、親方に電話するんですけど、
親方は一応話の分かる、人間だったんで、
「じゃあ、いいから、現場から
貸している会社のクルマだけちゃんと
返しておいてくれ、さすがにそれは」
って、依頼者に伝えたら、「怖いから
会いたくない」みたいな。
クルマは返すけど、会いたくないって。
ことなので、
じゃあ、親方がいないときに、駐車場に
置いていきましょう。みたいな。
で、その後カギは郵送か何かで、親方の
ところに送ればいいからって。
プ:はいはい。
岡:駐車場行ったら、親方いたんですよ。
たまたま。
で、どうしたかと言うと怖いから、
Uターンして逃げちゃうんですよ。
プ:あはははは
岡:そしたら、親方からしたら、
「おいふざけんな!会社のクルマだぞ」
みたいな感じで、追いかけて来て。
仲間も一緒に追いかけて来て、
それで、30分くらいカーチェイス
プ:あはははは!!何ですか、それ
岡:どうしたら、いいですか?
どうしたら、いいですか?みたいな。
で、どっかスーパーとか一回入りましょう
みたいになって。
最終的には、スーパー。
イオンかな?分かんないけど、
そこの駐車場に、停めて逃げようと
したんですけど、捕まっちゃって。
プ:何ですか、その面白い話は。
そういうの、めちゃ好きなんですけど。
岡:親方は、怒ってなかったんですけどね。
単に、クルマ返せよって、話しで。
逃げなくていいじゃん、みたいな。
クルマ返してくれたら、いいんだよって。
プ:めっちゃ面白い!!
岡:でも、社会人からしてみたら、
そういう恐怖を漠然と感じてる。
どっちが、悪いか分かんないんですけどね。
普段から、親方が高圧的だったのか?
若干、被害妄想的だったのかは、
どっちか分かんないですけど。
プ:まあね、人間関係だからね。
でも、カーチェイスはやばいなぁ(笑)
第3部に続きます。