#45-3 "社畜"の退職をサポート!?「退職代行サービス社長」(第3部:退職代行できなかった依頼&おわり)
この記事は、プロ奢ラレヤーのVoicyを
文字起こししたものです。
プロ奢ラレヤーの奢られ日和
#45-3「退職代行EXIT」共同代表:岡崎さん
第3部:退職代行できなかった依頼&おわり
第1部の文字起こしはこちらから
第2部の文字起こしはこちらから
Voicyの音源はこちらから。
登場人物:プロ奢ラレヤー(以下:プ)
「退職代行サービスEXIT」共同代表
:岡崎さん(以下:岡)
プ:え?何かさっきホームページ見たん
ですけど、アルバイトも(依頼)出来る
んですよね?
岡:そうですね、アルバイトは3万円で
やってます。
プ:それは、(正社員とアルバイトと)
ちょっと要領は違うんですか?
どうなんですか?
岡:いや、でも、ほぼほぼ変わんないですね。
プ:えっと、何かアルバイトの方が
安いですよね。単価ね。
岡:そうですね。
プ:アルバイトの方がいくらでいたっけ?
岡:3万円です。
プ:3万円ね。
岡:ちょっと前まで、4万円だったんですよ。
でも、まあアルバイト(辞めるの)
まあ、ちょっと手軽に出来た方がいいなと
いうことで。
ついこの間、3万円に変えて。
プ:さっきの月300人って言ったじゃないですか?
その割合ってどうなんですか?
正社員と、アルバイトの退職代行の。
岡:バイトがでも10%ぐらいですかね。
あんまり、多くない。
プ:ああ、そうなんですね。
でも、それくらいあるんですね。
バイトだったら、普通の飲食店とかですか?
岡:飲食店とか、コンビニとか。
プ:コ、コンビニ!?
岡:コンビニ。コンビニも依頼あります。
プ:コンビニって、比較的辞めやすいんじゃ
ないんですか?
岡:そうなんでしょうけど、結構地方とかだと
人がいないみたいで。
あと、俺辞めようと思ってたけど、先を
越されて辞められて、この後どうするんだ、
みたいな。
プ:ああ、あるある。良く言ってた、友達が。
岡:そうそう、何か、辞めようと思ってたのに
みんな、たぶん辞めたいと思ってるんですよ
その時って。
で、早い者勝ちなんですよね。
プ:いち抜けた!みたいに。
岡:で、取り残された人はただ、耐えるしかない。
っていう。
プ:あははは。店長が、耐えられないですね。
岡:店長で、辞めたい人とかいますからね。
プ:え~~?
岡:ラーメン屋の店長とか。
プ:ラーメン屋だめでしょう(笑)。
岡:でも、いましたよ普通に。
プ:その場合、誰に連絡するんですか?
岡:え~っと、本社みたいなところですね。
プ:あ、チェーン店か。
岡:チェーン店です。
プ:なるほどね。
岡:○○店の○○さんみたいな。
プ:(代行依頼に)社長とか、無いんですか?
岡:社長もありますよ(笑)
プ:社長もあるの?(笑)
岡:あの、小っちゃい会社だったら。
プ:子会社とか?
岡:子会社っていうか、地方の中小企業とか
プ:なるほどね
岡:製造系とか、そういうの全然ありますよ。
プ:「社長明日から、行きたくないらしいんで」
って、言うんですか?
岡:あ、そういう意味ですか?
社長に電話するっていう意味じゃなくって?
社長辞めたいっていうのは、無いですね。
いや、あるんですけど。
プ:あ、あるんだ(笑)
岡:そういう案件は数件あるんですけど、
たぶん社長って、取締役会の承認が
なんとかって、あるから、難しいんですよ。
プ:そうですよね、承認があって辞めないと
いけないから、誰かに連絡して辞めていい
ルールじゃないですもんね。
岡:だから、僕らは手が出せないみたいな。
プ:神様じゃないと無理ですね。
岡:あと一個、面白かったのは、
創業者で辞めたいみたいな。
プ:ああ~。
岡:小っちゃい会社を、同級生3人で立ち上げた
んだけど、僕はやっぱり向いていない。って
プ:共同で立ち上げてて、その中から外れたい
から後の二人に譲りたいって?
岡:僕は、向いてないと思うんで辞めたい
んだけど、どうしても言い出せない。
プ:めっちゃおもろ~
岡:流石に、それも出来ないんですけどね。
僕らは。法律的に、何か難しいんで。
プ:めっちゃ面白い、依頼内容めっちゃ
面白くないですか?
岡:面白いですね。あと、巫女さんとか。
プ:巫女さん?巫女さんってあの神社の?
岡:そうです、神社の。
プ:女の子ですよね?
岡:女の子、二人くらいですね。
プ:電話するんですか?神社に?
岡:電話します。神社に。
プ:○○神社ですか?みたいな。
岡:宮司の○○さんですか?みたいな
宮司とか、そういう役職とかがあって
宮司が一番偉いのかな?
プ:で、「退職代行ですけど」って、
言うんですか?
岡:「宮司の○○さんお願いします。」
みたいな。
プ:要領同じ何ですか?
アルバイトみたいな感じで。
岡:要領同じですね、単に
宗教法人っていうだけで。
プ:あ、同じなんだ。
そっかそっか。
岡:形式ばっているんで。
「こういう形の退職届がないとダメだ」
みたいな。退職願いかな。
プ:それさえ、整えれば、必要書類が
違うだけで、こっちがやることは
あんまり変わらない?
岡:そうですね。
プ:いや、面白いなぁ。
いや、面白いですねぇ、それねぇ
岡:面白い、興味深いですね。
そんなのあるんだって。
プ:自分がやりたいかといえば、
そんなことないですけど。
でも、その活動って、めちゃくちゃ
面白いですし。ネタの宝庫というか。
岡:ネタの宝庫(笑)
まあまあ、そうですね。
まあ、みんな真剣に悩んでいるんです
けどね。
プ:ああ、そっか、そこで笑いにしてしまう
と申し訳ないか。
でも、そこでその人たち辞めれている
から、今笑い話に出来ているんだけど。
岡:それは、間違いないですね。
プ:え?実際辞めた後の、声って集まって
来るんですか?
岡:そうですね。感謝の声みたいなのとか
ありますね。
プ:やっぱり、すごいですよね。熱量が、
たぶん。
僕も言われるんですよ。
僕の場合は、退職代行してないんですけど
何か分かんないんですけど、
僕が会った人で、「会社辞めちゃいました」
みたいなことを言ってくる人いますね。
で、「ありがとうございます」って言って
くる。
こちらは、何もしてないんですけどね(笑)
岡:辞めるってことは、何か、影響された
ってことですよね。
プ:こっちは「辞めろ」とも言ってないし、
仕事の話した?って感じなんだけど
何か、俺に言ってくるんですけどね。
そういうのって、退職代行って形で、
もろに関わって、辞める作業に。
岡:確かに、人によっては自殺未遂みたいな
ことをした人もいるくらいなんで
感謝はされますかね。
もちろん全然何も言ってこない
人もいるんですけど。
中には感謝してくる人も結構いますね。
プ:へ~~~
岡:本当、日本の闇だと思いますね。
プ:へ~、すごいな。
その仕事、めっちゃ密着したいもんな
見てたいな、何か。
電話の対応のやつとか。めっちゃ面白い。
公共事業になってったりして(笑)
110番みたいな感じで。
岡:一応言ったら、労基があるんですけどね。
でも、電話しても大して役に立たないし。
「いや、法律で認められているんで、
自分で言えば辞められますよ。」としか。
でも、それが言えないんでって。
プ:分かっているんだけどね。
みんな、言うんだよね。
「辞めれるのは分かっているんだけど
怖いから、辞めれないんだよ」って。
岡:その精神的なものを取っ払うのが
ウチの仕事。
プ:それが5万円で解消出来るんですもんね。
やっぱり、安いですよ。
岡:おれ、個人的には高いと思いますけどね。
プ:まあね。そりゃ、プロだから。
岡:「自分で辞めたら、いいじゃん」って
思うもん。
プ:絵描いている人が、こんな落書きに
高いだろ、安いだろっていう話と同じで
岡:結局さっきの話ですよね、どこに
価値を感じるかって話なんで。
プ:やっぱり、プロなんで。
そこに、コストを全く感じないわけで。
感じている人は、すごく感じていますもん。
岡:この間、対応できなかったんですけど。
退職できなかったんですけど。
プ:あ、出来なかったやつがあるんですか。
岡:そんなの出来ないんだと思ったのが、
「原発作業員」ってやつで。
プ:は~、そうですか
岡:30人一緒にお願いします。って言われて。
プ:マジっすか!言っちゃっていいんですか?
岡:ま、まあいいんじゃないですか?(笑)
プ:あははは
岡:いや、わかんないけど。
僕らは、対応できなかったんですけど。
あまりにも、問題が複雑だから。
弁護士さんにちょっと、お願いした方が
いいですって言って。
お断りしたんですけど。本当に、
昨日も人が一人死んでてとか。
プ:マジっすか・・・
岡:今まで、数人死んでます。みたいな。
で、それも翌日にヤフーニュースか
何かで、どっかの原発の冷却水が出ず
みたいな。あ、これかって。
未だに、そんなのあるんだなと、
いうのが衝撃でしたね。
プ:あ~、いやそれ根深すぎでしょ?
急に、刺さってきた。
社会問題に刺さってきたよ。すご・・・
おわりに
プ:はい、今日はどうもありがとうございました。
岡:ありがとうございました。
プ:終始面白かったですね。神回ですよ。
岡:こんなんあるんだって感じですよ。
自分もやってて、そう思いますもん。
プ:僕が、僕に会いに来る人の気持ちが
分かった。
そういう、変な仕事やっている人の
変な話っていうか。
岡:まあ、ユニークな仕事ではありますよね。
プ:いや~、超ユニークっすね。
思った以上でしたね。
そんな、エピソードあるとは
思わなかったんで。
岡:始まるときに、こんな面白いって
いったら、あれですけど。
こんな、ネタの宝庫になるとは
思わなかったです。
プ:なるほどね。
あふれかえってますもんね。
言える範囲じゃないですか、なんなら。
岡:そうですね。
プ:俺にもあるんです。
オープンに出来ない部分で、
一番面白いのがいっぱいあるんですけど
やっぱ、オープンに出来ないというか。
いや~、面白かったですね。
ありがとうございます。
岡:ありがとうございます。