#41-2 現職は保健室の先生!?「コンドームソムリエ」(第2部:「コンドームは男が用意するもの」という風潮&なぜ「コンドーム試触会」をやるのか)
この記事は、プロ奢ラレヤーのVoicyを
文字起こししたものです。
プロ奢ラレヤーの奢られ日和
#41-2 現職は保健室の先生!?「コンドームソムリエ」
第2部:「コンドームは男が用意するもの」という風潮&なぜ「コンドーム試触会」をやるのか
第1部の文字起こしはこちら。
Voicyの音源はこちらから。
登場人物:プロ奢ラレヤー(以下:プ)
コンドームソムリエ
:Aiさん(以下:Ai)
プ:はい、そういうわけで、
メシも届いたし、酒も届いたって
ことでね、乾杯したんですよ。
引き続き撮っていくんですけど。
いや、何かあれですね。
何だろう。何回くらいやっているんですか?
その、コンドームの試触会って。
Ai:試触会は意外とね、プライベートで。
プ:ああ、なるほどね。
Ai:あの、呼ばれるっていうか。
行ってよって、言われることが多いので、
公にやるのは、来年の2月が一番
大きいんですけど、
でも、この間は、飲み屋さんの一角を借りて
やってました。
プ:ふ~ん、じゃあ、基本的には、その
ある界隈の中で、
Ai:(居酒屋の個室を指し)こういう感じ。
プ:ああ、はいはいはいはい
Ai:まあ、個室の場所を借りたりとか、
プ:ほんと、ソムリエですね。
Ai:あ、そう。
プ:1対1で。
Ai:おもむろに、何種類とか出したりとか
プ:ああ~
Ai:それは、でも、男女比?
男女が、半々くらいで
男性は自分のフィット感を気にして、
どれがいいかなって、相談してくるし
プ:なるほど、なるほど
Ai:女性としては、その使うことによって、
自分にプラスがあるコンドームは
何かとか
プ:ほぉぉぉ
Ai:買いやすいもん
プ:あ、買いやすい?
Ai:うん。何か、店頭で
コンビニとか、ドラッグストアとかで
買いにくい。女性は特に。
買いにくいじゃないですか。
プ:うんうんうんうん
Ai:あの、ドンキのアダルトコーナーとか
プ:ああ、はいはいはいはい
Ai:あの、のれんみたいな(笑)
あそこ入っていくのも、結構女性一人で
行くって、ハードル高いんですよね。
女性一人は結構、私みたいに目的があって
試触会のためのブツを仕入れなきゃっていう
プ:仕入れっすね(笑)
Ai:仕入れですから。あははは
そういう、目的がやっぱり。
(料理が、運ばれる)
はい、ありがとうございます。
買いにくいってことがあるので、
こういうのがあるよっていう感じで
ご紹介するのが、ありますね。
プ:はぁ~、なるほどね。
Ai:それぞれに、ニーズがちょっと
ちがうと思います。
プ:そうですよね、それぞれの本当にニーズ
に合わせて、その人に求めるものを、
まあ、提供するというか。教えたりとか
って感じですよね。
Ai:そうですね。あと、やっぱ、女性が
コンドームを自分で用意するっていうのが、
男性側にとっては、ちょっと引いちゃうって
いう人も、中にはいたりするんですよね。
プ:なるほど、なるほど。
まあ、色んな人がいますからね。
Ai:何となく、男性が用意するものみたいな
風潮と言うか、それがあるから、
結局売れるコンドームって、男性主体に
なりがちなところがある。
プ:ああ、そっかそっか。
男が買うからね。
Ai:そう。ちょっと、薄さになっちゃうんですよ
プ:ああ、そっかそっか、そういうことか。
凄いですもんね、競争がね。
Ai:そうそう
プ:今、何ミリでしたっけ?
Ai:0.01ミリね。
プ:0.01ミリ?
Ai:コンドームメーカーのオカモトさんがね、
やってます。
プ:すごいですよね。
Ai:そうなの。だから、そこの、薄さは
薄さでいいんですけど、いい商品ですし。
プ:はいはい、男が、男主体のコンドーム
ってわけですね。
Ai:でも、女性目線で作られている、
薄くない、いいコンドームもたくさん
あるので。
それをもっと、日の目を見てもらいたい
というか(笑)
あははは
プ:そうか、そうか。
結局、そうですもんね。
売れないものは、やっぱりどうしても
作られづらくなるし、っていうのは
どうしてもあるから、
いかにそこを、覆していくかなんだ。
Ai:そうですね。覆すっていうか、
色んな、コンドームをテイスティングして
欲しいっていうのもあるし、
何かその、「今日は、何使う?」みたいな
コンドームを、男性側のオススメというか
お気に入りもあると思うんですよ。
プ:なるほど、なるほど。
Ai:で、女性側のお気に入りもあると
思うんですね。
プ:はいはい。
Ai:そのお互いの、男女のそれぞれの
お気に入りコンドームを、
ば~っと出して。
「今日、どれを使う?」ってところを、
まずその、序章というか。
準備にして欲しいと思います。
プ:ああ、なるほど、なるほど、なるほど。
それ、面白いですね。
(料理が運ばれてくる)
Ai:あははは
プ:なるほどね。
Ai:はい
なぜ「コンドーム試触会」をやるのか
プ:えっと、何かね、電波悪いんで、
あいだ空いちゃったんですけど
どういう?まあ、今色んな話聞いて
だいたい活動内容とか、分かった
んですけど。
どういう態で、態でっていうか、
流れっていうか。
態でって言ったら、おかしいかな。
流れ?まあ、きっかけとか。
要は、その活動するにしても、
行動原理みたいなもの。
Ai:そうですね。
プ:どういうものが、働いていて、
こうまあ、活動しているのかってのに
興味あるんですよね。
何をもって、活動しているんですか?
Ai:元々は、元々はっていうか。
私は、現役の学校の先生で。
プ:学校のえっと、保健室の先生ですよね。
Ai:そうそう。保健室の先生です。
保健室の先生を普通にやっているんですけど
その中で、やっぱり、性教育をやらないと
いけないっていうか、やりたいってところが
ありまして。
特にその、義務教育、小学校、中学校とかが
学習指導要領っていう、要は、この学年では
これをやってねっていう、マニュアル
みたいなものが決まっていて。
プ:うんうん。教科書みたいなものですよね。
Ai:そうそう、その教科書の中で、こういう
ことに重点を置いて、教えてくれっていう。
それを、必ずこの学年でやってねっていう
ルールブックがあるんですけど。
その中で、性について触れるところが
あるんだけども、さっきのコンドーム。
プ:はいはい
Ai:コンドームの文言は、文言は教えるんです
けど、コンドームそのものは用いちゃ
いけない。
プ:ああ、そうだよね。あるよね、そういう所が。
Ai:何でかっていうと、コンドームの目的が、
避妊ではなくって、性感染症予防の
まあ、グッズなので、
その、コンドームが出てくる、単元が
性感染症予防ってところで出てくるんですよ。
プ:ふ~ん。なるほどね。
Ai:マスクみたいな。
プ:マスク?ああ、はいはいはいはい
Ai:インフルエンザの予防にマスクをするような
プ:なるほど、なるほど、なるほど
Ai:性感染症には、コンドームですよって。
プ:はいはいはいはい。
Ai:で、そのコンドームの実物を
持ち出してしまうと、
要はその、使ってみたい人達を、
無理に刺激してしまうんじゃないか。
というものがあって、一応学校の中で、
コンドームそのものを、見せるとか
配るとか、どこの自治体もやってない
んじゃないかと。
プ:見せない教育ってことですよね。
Ai:う~ん。そこまでは行き過ぎですよって
感じかもしれない。
プ:インターネットには触れさせない、
みたいな。
Ai:うん
プ:その何だろう。
いわゆる、その対象から遠ざける教育
というか、
Ai:早いと思っているんじゃないですか?
なんか、あの人たちはね。
プ:ああ、なるほどね。
そういうのがある、現状。
毎日こう仕事している中で、感じていて、
まあ、それがどうにか出来ないかというか。
Ai:結局、現場でそれが出来ないけど、
そういう教育を受けて育ってきちゃった
大人達が世に放たれているわけ
じゃないですか。こうやって。
プ:そうですね。放たれてます。
Ai:だから、学校の中では出来ることを
やっていくんですけど、違うもので
置き換えてみたりとか。
プ:はいはいはいはい
Ai:そうなんだけれども、育ちあがちゃって
学び損ねちゃった、大人にもう一回、
性の教育をする機会を持ちたいなと思って。
プ:なるほどね。そんなの、遅くもないです
もんね。
Ai:うん。機会を作れないかなと思っていて。
あんまり硬すぎても、人が集まらないし、
かといって、セクシー過ぎても、
また、それもね。苦手っていう人も
いるかもしれないし。
プ:確かに。
Ai:で、それの間を取った、
コンドーム試触会ってのを、始めた(笑)
プ:ああ、面白いし、
僕みたいな人間は行きたがるかもしれない。
Ai:それはすごく真面目に淡々とやって、
その試触会は、呼び水的にしながら
「性についての話を明るくしたい。」
っていうのが、すごくあります。
プ:入り口としてね。
Ai:うん
プ:う~ん、なるほどね。
Ai:何だろう、試触会する時に、
ずっと、そのコンドームの話うんぬん
しているわけではなくって。
そういえばね、っていう。感じで。
こういう時にいつも、
みんなどうしているの?
とか、コンドームにまつわるエピソード
だとか。
プ:確かに、確かに。
Ai:話が出やすくなるんで。
まあ、いいツールかなと、思って。
プ:間違いないですね。確かに、確かに。
基本的に、日々、その実業?本業が
保健室の先生だから。
Ai:はい、8時から保健室います。(笑)
プ:はい、それで、普段触れ合っている、
話題というか。
違う角度でタッチしていこうと。
Ai:うん。
プ:で、コンドーム試触会ってのが、
かなり切り口が、やりやすい形だなと
いうのは結構感じていると。
Ai:はい、そうですね。
う~ん。
プ:なるほどね。
第3部に続きます。